2024年5月の電気代(一条工務店i-smile+蓄電池2台)
こんにちわ@・ェ・)めー。
一条工務店のi-smile+で建築したわが家の2024年5月の電気代についてお伝えします。
太陽光発電+大容量の蓄電池を生かした建物になっているので、誰かの家づくりの参考になれば幸いです。
2024年5月の電気代まとめ
例年に比べて2024年の5月は湿度の低いカラッとした日が続き、過ごしやすい日が多くて窓開け換気が大活躍でした。だんだんと日は伸びていったので太陽光発電には嬉しい季節となりました。
5月の電気代トピックス
5月の電気代はキャンペーン適用で0円でした
キャンペーンが無かった場合でも2kWh買って66円でした
住まいと暮らしについて
わが家の建物と暮らし方はこちらです。
建物
一条工務店i-smile+(2022年末引き渡し)、6地域(関東のどこか)、延べ床面積30坪、Ua値0.36(G2.5)、C値0.5、太陽光パネル13.475kW、売電単価17円、蓄電池14kWh(実効容量は12.4kWh。2台設置しました)
オール電化なのでガス代はなし、電気は基本料金のかからないlooopでんきと契約しています。
暮らし方
PCを使った在宅勤務、料理それなり食洗機は毎日使用、洗濯機は乾燥まで実施、お風呂はほぼ毎日お湯張り。
春は少しの期間だけ窓開け換気で過ごしています。エアコンの除湿運転をはじめました。
室温について
温湿度が比較的安定している1階寝室の推移はこんな感じです。
最高25.9度、最低21.4度、平均24.1度、絶対湿度の平均は12.01gでした。ゆっくりと気温が上がって夏が見えてきた感があります。5月後半からエアコンの除湿運転を試していることもあり、気温の上昇に対して湿度はいい感じに抑えることができて非常に安定しています。
電気代と売電収入と収益
5月のlooopでんきのご利用請求明細はこんな感じでした。
5月(4月17日〜5月16日)の電気代は0円でした!
昨年11月に行われた「ゼロエネ放題」というキャンペーンの還元だな
このキャンペーンは決められた時間の電力量料金を2024年3月分の請求金額から「キャンペーン割引額」として割引するものでした。その後反映の遅れがあって5月の請求で適用となったみたいです。
Looopでんきからの請求書を確認すると還元額残高が689円とありました。キャンペーン規則によると2024年9月分請求まで繰り越しで適用可能とあります。昨年は11月まで蓄電池の残量をキープできたので毎月数十円の請求でした。ということは今年はあと4か月ほど電気代の請求金額0円が続く可能性がありますね。
売電に関しては1,096kWh売って18,632円、電気代が0円なのでまるっと18,632円のプラスになりました。
パワーモニターの実績と自家消費率とエネルギー自給率
パワーモニターからみた5月(5月1日〜5月31日)の実績です
順調に発電量が伸びています。消費電力は4月と変わらなかったので5月は売電が増えて自家消費率は下降する結果となりました。今月も蓄電池を空にすることはなかったのでエネルギー自給率(オフグリッド率)は100%を継続しています。来月からはエアコンがずっと稼働するので自家消費率の下限はこのあたりでしょう。
去年の5月と比較した結果
自家消費額に変化あり
わが家では電気に関する各種データを記録して売電額や太陽光パネルと蓄電池のメリット金額を算出、設置費用に対してどれくらい回収できているかを毎月計算しています。
去年の5月からLooopでんきに切り替えて1年が経ちましたので、やっと同一電力会社で昨対比を確認することができました。
2023年5月の電気代は2kWh買って42円、それに対して2024年5月は2kWh買って66円でした。どちらも100円以下なので電気代としては誤差のようなものです。
ところが去年に比べて今年は自家消費のメリット金額に変動があることに気づきました。去年と今年で発電量、消費電力、売電量に大きな差は見られません。5月なのでエアコンも試運転レベルです。それなのに自家消費額のメリット金額が5,000円ほど上昇していました。これは一体何で変化したのだろうと計算課程を確認した結果、その理由が見えてきました。
違いは平均買電単価でした。請求金額から計算した電気の平均買電単価が昨年は21円だったものから今年は33円へ12円ほど増えていました。比率でみると約1.5倍の差がありますね。
平均買電単価が上昇した理由
平均買電単価の元となる電気代の請求金額が高くなったのは単純に電気の市場価格が上昇した以外にたくさんの理由がありました。Looopでんきの明細書に記載されていた項目を元に見ていきましょう。比較しやすいように違いを表でまとめました。
項目 | 2023年5月 | 2024年5月 | 増加額 |
---|---|---|---|
電源料金 | 11.93 | 16.71 | 4.78 |
激変緩和措置 | -7.0 | -3.5 | 3.5 |
再エネ賦課金 | 1.40 | 3.49 | 2.09 |
容量拠出金 | 0 | 2.2 | 2.2 |
電気の市場価格と連動している電源料金は11.93円から16.71円になったことで4.78円の増加でした。それなりの増え方ですが、これ以外が大きく増えていることが分かります。
電源料金以外としては、政府の激変緩和措置の減少、再エネ賦課金の上昇、容量拠出金による値上げが重なった結果ですね。これら3つを合計すると3.5+2.09+2.2=7.79円です。
全てを合計すると12.57円となり平均買電単価が21円から33円へ上昇した結果と一致します。なお、激変緩和措置は2024年5月使用分までなので来月以降はさらに3.5円の増加が見込まれます。
平均買電単価と自家消費の関係
なぜ平均買電単価が上昇すると自家消費額のメリット金額が増えるのでしょうか。
それは自家消費額は「電気を買わずに済んだ金額」だからです。
仮に買電単価が100円で10kWhの買電であれば1,000円の支払いが発生します。そこから買電単価が200円に上昇してしまった場合は2,000円になります。その10kWhがそれぞれ自家消費できた場合は「1,000円払わずに済んだ」「2,000円払わずに済んだ」になります。車に例えるならガソリン代を払わずに済んだに相当しますね。当然ガソリン代が高くなったら払わずに済んだメリットも大きくなります。
ということで今年はさまざまな要因によって電気の価値が上昇、自家消費額のメリット金額が増加しました。太陽光パネルと蓄電池の回収期間は短縮され、電気代の支出を抑えることができて家計は大助かりの結果となりました。
大容量の太陽光パネルと蓄電池を2台載せたお家にして良かったと思える月でした。